2023.05.18 Blog
オーガニックカラーの真実?!①
10年ほど前ぐらいからでしょうか?オーガニックカラーというジャンルが日本の美容業界にも誕生し始めました。 カラーをなさっている皆様にはすでに馴染みが多い言葉ではないでしょうか??
言葉の雰囲気から、今までのカラー剤よりも肌に優しいのかな?しみにくいのかな??髪に優しいのかな?みたいなイメージはされるかと思いますが、実際のところ、オーガニックカラーって何を指して言われているのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか??
そもそも髪を染めるジャンルは大きく3つに分類されています。
1つ目は染料等が調合された1剤と、オキシと呼ばれている2剤を混ぜ合わせて髪を染めるアルカリカラー。
(これが一般的に皆さんが想像されているカラーリングと呼ばれているものです)
メリットとしてはパワーが強いので、髪の明るさを自由にコントロールすることができ、色の種類も豊富であるため、自由度が非常に高いです。 デメリットとしてはパワーが強い分、髪や肌への負担は大きく、人によってはアレルギー反応も強く出てしまいます。 染めた後に肌が突っ張った感じがしたり、染めてるときにピリピリした経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
2つ目は染料が含まれた液体を髪の毛に塗って、表面にくっつけていくマニキュアを代表とする酸性カラー。
メリットとしては髪への負担がないということ。
デメリットとしては髪の毛を明るくする力がないので黒髪には色の表現が難しいです。 また肌につくと染色してしまうため、気をつけないとしばらくの間、肌が変な色に染まってしまいます笑
3つ目はヘナカラー、ハーブカラーを代表とする植物性のカラーです。
メリットは髪や肌に負担がなく、そのまま流しても水質を汚染しないということ、アレルギーや手荒れで美容師を諦めなくてはいけなかった人たちが働きやすくなるということ。デメリットは酸性カラー同様明るくする力はないため、黒髪での色の表現が難しいです。また自然のものだからといってアレルギー反応が100%ないかというとそんなことはなく、まぁ花粉症のように自然に存在する物質や成分でアレルギー反応を起こす人がいるように、かゆみやかぶれを引き起こしてしまうケースも0ではないということは覚えておくといいかと思います。(確率やアレルギー反応の程度はケミカルなものに比べてはるかに少なく、軽度のものではありますが。)
Instagramにて【オーガニックカラーの真実】動画を掲載しています。ぜひチェックしてみてください!